「私という運命について」白石一文

本の紹介です。

たまには小説を。

私という運命について (角川文庫)/白石 一文

¥740
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ひとりのキャリア女性(男女雇用機会均等法第1世代)のいきざまを、
実際の史実にのっとりながら、追った小説。

物語のスタートは、1993年。まだ、携帯もアイモードも、
もちろん、アイフォンも一般的ではありません。

当時の日本の状況・企業社会を、
そうだった、そうだったとリアルに追体験するとともに、

働く女性が29歳から40歳までに経験する
恋愛、結婚、出産、家族、死への姿勢が、丁寧に描かれていて、
うならされます。

ずっと気になっていた作家なのですが、
つるつると、そして、ハラハラと、読み進められました。
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