今日、日本の恋愛・結婚界に「45歳」という新たな基準が提示されました。
松本人志が45歳で結婚。相手は26歳。直接のきっかけは妊娠。
これ以上ないぐらいに、とても現代的で都市的な結婚のように感じます。
30代の独身男性たちとってみれば、免罪符というか、その年齢までは焦らなくてもいいかなというか、そういうベンチマークが示されたわけで、
今後居酒屋などで「結婚?まあ、45ぐらいには、ね?」とうそぶく男性が急増するが予想されます。
「男性の結婚は女性に比べてリミットがない(出産が関係しない)」とは、よく指摘されることですが、
それが50歳でも60歳でもいいかというとそうでもなく、結婚をぼんやりと意識している男性であれば、そこまでの覚悟はないのが普通で、
「だいたい40歳前後?」という数字がきりもいいしなんとなく意識の中に存在していたわけです。
ちなみに、2006年にヒットしたドラマ「結婚できない男」の主人公も40歳でした。
ところが今回、”あの”松本人志とはいえ、45歳でも結婚できることが示され、またさらに年齢制限が緩められることとなりました。
相手の26歳という年齢も、若干若すぎる印象はあるものの、男性たちが夢想する範囲としては現実的で、
これが24歳だと少し特別な感じがしますし、逆にもっと年齢が近いと別の納得感が出てくるはずです。
総じて、この結婚は、世の男性が結婚に踏み切らない流れを、
「あの松本人志もついに。うわあ、じゃ、おれもそろそろ」とそわそわさせる方向ではなく、
「うん、そうだよね、45までには、うん。相手、26? 若いなあ。でもまあ、それぐらいもいいね。できちゃった婚? アリだよねぇ」とさらにのんきになる方向へ、大きくシフトさせたことでしょう。
現代の都市部の結婚年齢を数歳は引き上げたかも知れない、とても大きな意味を持つ出来事だったと言えます。
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