去る7月6日、
明治大学で講義を行いました。
1,2年生向け教養科目「ことばの文化」の特別講義。
「モテことば」と題して
コミュニケーションとしての恋愛の心構え
人に好感を与えるコミュニケーションテクニックを中心に話しました。
学生のみなさんからは、
「ためになった」「すぐに役立てたい」
と大好評!!
ある学生さんは、ツイッターを通じてメッセージをくれて、
「やばいです。五百田さんが言ったことやったらメールがすごい続いて楽しいです!」
とのこと。
フレッシュなリアクションに、ニッコリさせられた夏の一日でした。
当日の簡単なレジメは以下の通り。
ーー
・恋愛とは極めて高度なコミュニケーション
・「男女づきあいは人づきあい」
・モテことば=
「好感の持たれやすいコミュニケーションのコツ」
「ウンザリされにくいことば選びのポイント」
・●自分の話ばかりしない Part1
自分のすべてを知って欲しがる「わかって君」
相手の話を引き出す「聞き上手さん」
●自分の話ばかりしない Part2
自意識過剰な「僕なんて君」
常に相手に意識を向ける「名前連呼さん」
●相手を値踏みしない
有益か無益かで人を判断する「品定め君」
楽しい話の中で仲間を増やす「仲良しさん」
●アドバイスしない
上から目線の「~~したほうがいい君」
決断をサポートしてあげる「ちょいリードさん」
●理屈っぽくならない(頭で話さない)
すぐに議論したがる「なんで君」
相手の気持ちに寄りそう「シンクロさん」
●もったいぶらない
得意げに相手をじらす「クイズ君」
余裕を持って相手をあしらう「はぐらかしさん」
●押しつけない
ベタついた話し方の「じゃないですか君」
思ったことをストレートに話す「ハキハキさん」
※「話を聞く」ときに気をつけること
アドバイスしない
問いたださない
他のことを考えない
●ほめる
ちゃんと見る、すぐに口に出す、深追いしない
「誰にでも言ってそう」でも構わない。厚顔無恥になる勇気
●「こんにちは」と「ありがとう」
基本的なあいさつを多用。適度に落ち着いたやさしいイメージ
「おつかれさま」のひと言で恋が逃げる
●神の視点
オトナ=客観的・冷静
自分で自分に突っ込む目線、あけっぴろげを怖がらない余裕
●ひらがなコミュニケーション
漢字・カタカナよりもひらがなを。心の伝わりやすい日本語
長文の場合、書き直しすぎない。話し言葉で
●不要な否定・逆接を避ける
ノイズとなって耳をざらっとさせることば
・論理的思考、説得型コミュニケーション、合理的、問題解決
感覚的思考、共感型コミュニケーション、直感的、不安軽減
・恋愛は、何も生み出さない「無駄」
しなくても全然構わない。でも「素敵な無駄」。無駄を楽しむ余裕を
将来、どんなオトナになり、どんな老人になって、どんな死に方をするにしても、人とつきあって行かざるを得ない=コミュニケーション(社交)力
人見知り、めんどくさい、傷つきたくない、ほっておいて欲しい
→気持ちは分かるし、そのほうが絶対楽ちん
→でもなんとなく、少し味気ないかなぁ、と
ぜひ色恋にうつつを抜かして!
→まずは「モテことば」の実践から!!
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