伊坂幸太郎のデビュー作、
「オーデュボンの祈り」を読んでいたら、
気になるフレーズがあったので、
引用・ご紹介しますね。
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「実は、ロマンチックな演出がいるんだ。
そうだろう、女はロマンチックな生き物なんだし」とそこまで言ってから、
彼は首を振る。
「いや、正確には違うな、
女はロマンチックなものが好きなんだ。
実際にロマンチックなのは男だからな」
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言い得て妙とはこのこと!
女性の、恋愛への渇望と
その反面持ち合わせている現実的な視点、
男性の、恋愛への興味のなさと
その反面持ち合わせているセンチメンタルで夢見がちな本質。
男女の恋愛観のすれ違いについては、
常日頃考えているのですが、
多くの示唆に富んだ一節でした。
みなさんは、どうですか?
ロマンチックですか? それとも、ロマンチックなものが好きですか?