英國屋というお店をご存知でしょうか?
オーダー専門の紳士服屋ではなく、
大阪に本拠地を構える喫茶店チェーンです。
「なんとなく、言われてみれば・・・」
かもしれませんが、最近、新宿にある英國屋に、
初めて行きました。
そこで、滅多にお目にかかれない、
しびれるほどに正しく、美しい敬語に出会ったので、
お伝えしますね。
まず、メニュー。
ブレンドコーヒーや紅茶の欄には、
「無料でおかわりいただけます」
と書かれています。
「おかわり自由」や
「おかわりできます」に比べて、
なんとも正しい言い回しです。
※実は個人的に長年「自由」という言い方に
違和感を感じていたので、なおさらです。
お代わりをするかどうかが自由だなんて、当然。
それが無料か有料かだけ、お店で決めてください、と。
ちなみにおかわりも、カップに注ぎ足すのではなく、
別の温かなカップに注がれて、運ばれてきます。
さらに、驚いたのが、空いた皿を下げるときの、
ウェイトレスさんの言葉。
「おすみの皿をお預かりします」
「空いてるお皿をおさげします」でもなければ、
「こちら、おさげしてもよかったですか?」でもない、
どこまでも優美な言い回し。
古式ゆかしいエプロンとあいまって、
丁寧なサーブを受けている実感が高まります。
写真は、とてもユニークで、いままで食べことのないショートケーキ。
ケーキをあらかじめぐずぐずにくずしたうえで、
イチゴやバナナを混ぜ込み、ソースと粉砂糖を上からかけたもの。
食べやすくて、いろんな味がして、
これも、しびれました!!
ぜひ、また行きたいと思います。
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