白河桃子さん「セレブ妻になれる人、なれない人」。

「2回目のない女」を卒業します!/五百田達成

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白河桃子さんの

セレブ妻になれる人、なれない人」(プレジデント社)

を読み終えました。

白河さんとは、約2年ほどのおつきあい。

「『婚活』時代」「『キャリモテ』の時代」など、

恋と仕事のキャリアカフェ」としても、

とっても参考になる本を書かれています。

そんな白河さんの、最新刊にして話題の書が、

「セレブ妻になれる人、なれない人」。

僕自身、

黒リッチってなんですか?」(集英社)

(白河さんの本の参考文献にもなっていました!)

を書いたときに、

深遠なるお金持ちの世界をかいま見たのですが、

この本では、とくに女性の視点から、

お金持ち(年収1000万円以上)と結婚するとはどういうことか、

について、丁寧に描かれています。

白河さん自身、

「セレブ妻はハイリスクな職業のひとつ」と分析しているように、

その実態・生活ぶりは、極めてハード。

なるほど、「専業主婦という職業の中のトップキャリア」なのだなと、

納得させられます。

誰もが、

億を稼ぐほどの高年収金融マンになれるわけではないし、

誰もが、

トップレベルの野球選手になれるわけではないのと同じように、

「セレブ妻」という職業に求められる、

スキル・資質・ルックス・心構え・運は、

非常にハイレベルで、めまいがするほど。

当然競争も過酷(年収1000万円以上は、未婚男性の0.4%)。

文中で描かれる、

結婚相談所でセレブ夫を求める女性たちが突きつけられる現実は、

ぞっとするほどのリアリティがあります。

以前、

ブレることなく一直線 “したたか恋愛”の達人たちのプロ意識

というコラムを書いたことがありますが、

まさに生半可な覚悟で手を出すと、

怪我をすること間違いなしの至高の世界です。

白河さん自身、

「『こんなに大変なら自分もしっかり働いて、共働きでいい』

と思って欲しくて書いた」

とのことですが、残念ながら世間では、

「『婚活』時代」のときと同様、

違った過熱ぶりで受け止められているようです。

結婚とお金について一度よく考えてみたい人には、

オススメの一冊です!!
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