枡野浩一さんとの3時間半:「どちらの道を選んでも、成功と失敗がある」

今日は歌人の枡野浩一さんと久しぶりにお会いしました。

枡野さんは角川書店時代に僕が編集担当をしていた方で、現在は小説「ショートソング」がロングセラーとなっている歌人です。

僕が博報堂へ転職した後もちょくちょくお会いしては、近況を報告しあったり、お薦めの漫画を教えてもらったり、フリーランスになってからはなんと贅沢にも小説の手法をレクチャーしてもらったりと、大変お世話になっている方です。

今日も吉祥寺の喫茶店でお茶を飲みながら、実に3時間半もの間、物書きの心得をじっくりと教えてもらいました。

読者に作品を届けるということ、書くことを仕事にするということ、書き続けるということ。。。
なかでも、心に残ったのは、人生の進路選択に関するひとことです。

「AとBの二つの道があって、どちらかが成功どちらかが失敗なんてことはありえない。どちらにも、成功と失敗がある。たとえば、会社を辞めても辞めたなりの成功と失敗があるし、辞めなくても辞めなかったなりの成功と失敗がある」

普段、mixiで(そういえば僕をmixiに招待してくれたのも枡野さんでした)近況や日記を読んでいるので、いろいろと知っているつもりになっていましたが、人生の、書く事の先輩として、本当にたくさんのことに気づかされました。なるべく消化して、これからの自分に活かしていきたいと思います。

最近、幸運で素敵な出会いが続き、自分がいったいどれだけ多くの方の好意と励ましによって支えられているかと考えるとくらくらとめまいがするほどです。いつかなにかの形で返したいという思いを胸に、今日のところは眠りにつき、明日から、より強い思いでがんばろうと思います。

みなさん、いま、久しぶりに会いたい人はいますか?
会って、声をかけてもらいたい(かけてあげたい)人はいますか??

さまざまないきざま。

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