神奈川県から登っても、山梨県から登っても、富士山は富士山。

恋愛やキャリアを前に進めようとすると、

つい「手法」や「やり方」が気になってしまいます。

「他の人は、こうしていた」

「話を聞いた先輩は、こういう資格をとってた」

「この時期にこうすると、うまくいくらしい」

そういった前例があると、

ついそれを真似してしまいたくなりますし、

逆にそれができない環境だと、

「私には無理だ」と諦めたくなってしまいます。

(例:その資格を取る経済的余裕がない)

(例:男の人を感激させられる料理の腕前はない)

私の好きな論客、内田樹さんの言葉に、

「神奈川県から登っても、山梨県から登っても、富士山は富士山」

というものがあります。

うまくいくことに、ルートは関係ないのです。

出発地点も関係ありません。

最初の一歩を登り始められるかどうか、そこだけです。

もちろん、先行事例はあったほうが安心しますが、

なくても、いっこうに構いませんし、

あっても、それに捕らわれてしまっては本末転倒です。

成功している人をうらやみ、研究し、

自分との違いにうんざりしてしまいそうになったら、

ぜひ、この言葉を思い出してみてください!

(ちなみに、

自分と似た境遇・ルートの成功者が見つかるまで、

先行事例・人脈を探し続けるというのも、

ナシではありません。

その行動力、執念で実る結果も、きっとあるでしょう。

自分が山梨県に住んでないことでくよくよするよりも、

神奈川県中をくまなく歩き回るのは、

よほど前向きなアプローチです)
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