夏の甲子園を、楽しく観戦しています。
面白いのが、選手たちのユニフォーム。
スポーツファッションとして興味深く観察しています。
ユニフォーム自体は、
各校の伝統を受け継いだ昔ながらのデザインが多いのですが、
防具、ヘルメット、バットその他には、
最先端の技術とデザインを感じます。
とくにアンダーシャツ。
首周りのハイネック具合もいろいろで、
中には、セーターを思わせるような、
くしゅくしゅのタートルネックを顔ギリギリまで引き上げている選手も。
袖丈も長いものから七分袖まで、多種多様で、
ここだけは、選手のこだわり・好みが反映されて、
自由になっているようです。
アンダーシャツといえば、野球というイメージですが、
首元の日焼けを防ぎ、汗をスムーズに乾かせ、
筋肉をサポートする機能性下着として進化。
レギンスブームやランニングブーム・ゴルフブームともあいまって、
現在、野球だけでなく、さまざまなスポーツに拡散、
各社からさまざまなタイプが発売され、
さまざまなスポーツシーンで使われています。
ちなみに、甲子園常連の有名高校などには、
まるでプロ野球選手かのように、
メーカー各社から商品提供の依頼が殺到。
「~~校が使っている」というブランド価値を得ようと懸命です。
とはいえ、あくまでアマチュア、
高野連管轄の下にある、高校生としては、
テレビ中継などで企業ロゴが映りこのむのは好ましくないので、
敢えてロゴがめだたない(地の色に埋没)デザインのものを、
発売しているメーカーもあります。
W杯よりも昔からある、
一大スポーツイベントとして、
お盆休みのお父さんたちを熱狂させてきた、夏の甲子園。
汗と涙と男臭い世界が苦手な女子のみなさんは、
こういった、スポーツマーケティング目線、
ファッション目線、
アマチュアリズムと商業化といった視点で、
チェックしてみるのも面白いのではないでしょうか?
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