昨日の勉強会を通じて、
大学が行う就職活動サポートは、
大きく分けて3つのアプローチに整理できるように感じました。
1 自分の核を見つける手伝い
→具体的には、過去の経験などを掘り起こし、自分の生き方の核を見つけて、自己PRに反映できるようにする
2 テクニックを指導する
→具体的には、「こういう風に話したらどう?」などの指導をする
3 企業のマッチング
→具体的には、数ある企業の中からその学生に合いそうなものをピックアップして勧める
本来であれば、これらがバランスよく行われるべきなのですが、
つい、効果の見えやすい2や3に偏りがちです。
2だけでは、表面的になるし、
3だけでは、学生が主体的に選び取ることをしなくなる。
1は、根本的でとても重要だけれど、とても手間がかかるし、効果が見えにくいので、ないがしろにされがち。
この状況は、
世の中の就活産業、転職産業すべてに言えることで、
お金もコミュニケーションも、具体的で分かりやすい2や3に集中し、
1については、それぞれ任せになりがちです。
さらに、
まったく同じ状況が、婚活・恋活産業でも起きていて、
結婚相談所や出会いサイトをはじめとする各サービスは、
3をメインに置き、2をちょこちょことおこない、1についてはうやむやにしている、
という状況です。
人の人生をサポートするサービスは、
この3つをバランスよく行えるといいのだろうな、と強く感じますし、
就活生も婚活生も、
自分と向き合うことをせず、
目に見えて分かりやすい、2や3だけに依存しているうちは、
なかなか幸せはつかめないのではと予感しています。
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