青空の下で遠い彼のことを想う。

 冬本番らしい冷え込みが続きます。が、その分晴れの日が多く、研究所の窓からは毎朝さわやかな日差しが注ぎ込み、気持ちのいい時間が流れます。

 それにしても、晴れか曇りかで全然その日の気分が変わるのは、小さい頃からあったことですが困ってしまいますね。でもなんとなく、「動物的」で原始的で、現代の都会においては、正しい、健康的なことのようにも思います。
 天気によって、会社のその日の業績が変わってくる、なんていう調査結果も、ありそうですね。

 さて、昨日相談に来られた方は、遠距離恋愛と転職活動の両立に心を痛めてらっしゃいました。お話を聞くうちに、いくつものことを考えさせられました。

 恋愛において大切なことのひとつに「想う」ということがあると思います。

 相手を自分に振り向かせる、きれいになって相手に好かれようとする。そうしたがんばりや努力はとても大切なことですが、その根本にはそもそも「相手のことをいつも考えてしまう、好きな気持ちがつい思い出される」ということがあったはずです。

 とかく、行動的で、一生懸命なひとほど、がんばって恋愛を成就させようとしてしまいがちですが、ときには、恋愛をコントロールしようという気持ちを一旦横に置いて、純粋に「想う」ことも大切なように思います。

 きれいな青空。この晴れた空をあの人もいまどこかで見上げているだろうか。ときにそうやって、淡い想いを空中へ馳せることは、恋愛を育てる際の重要な肥料になると思うのです。それは、「願い」や「祈り」にも近いものです。

 ・・・とはいっても、ついつい目に見える結果が欲しくなっちゃうのが人間というもの。困ってしまいますよね。やれやれ。

 きりっと乾いた空気と、あたたかな日差しに感謝しつつ、今日ものんびり行きましょう!!

「恋と仕事のキャリアカフェ」by恵比寿キャリア研究所
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