NYに長く住んでいた友人曰く、
「アメリカにおけるピザと、
日本におけるラーメンは、同じ立ち位置」なのだそうです。
こだわって美味しいものを食べようと思えば、いくらでもお店はあるけれど、
普通にそこら辺のところに入っても、そこそこおいしいB級グルメ。
家庭でお母さんが忙しいときに、「それで済ます」というところも似ている、と。
いろいろ異論もありそうですが、
ピザは本来イタリア発祥、ラーメンは本来中国発祥、
というところも、なんとなく似ていて不思議な説得力があります。
この話は10年前ぐらいに聞いたのですが、
それ以来、
ハリウッド映画の中で、家族が宅配ピザを食べているのを見ると、
「ああ、ラーメン」と思うようになってしまいました。
スパイダーマンが、華麗にピザの配達をしている姿は、
「来来軒」とか書いてあるおかもちを振り回すヒーローのように、思えたり。
ドキュメントや映画にもなるほどの、
ラーメン修業物語(さまざまな具材で出汁をとったり、麺を打ったり)に比べて、
ピザのほうが、食べ物の成り立ちとして簡単に見える(乗っけて焼くだけ?)ところも、
どことなく日本とアメリカの食文化を象徴しているようにも??
さ、少々こじつけがひどくなってきたところで、
終えたいと思いますが、
こうした、「~~における~~の見え方・意味合いは、
~~における~~と似ている」というなぞらえ話は、
ときとして乱暴な理解につながることもありますが、
個人的にとても好きです。
みなさんの中でそういうものって、ありますか??
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