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7月7日(日)
恋愛・結婚・夫婦生活・職場の男女
異性とのコミュニケーションに役立つ話し方セミナー開催!!
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先日、テレビ番組でご一緒した井上敬一さんが、相談に来たタレントに向かってこんなことをおっしゃっていました。
「相手から好かれるためには、『その人が好きなものを、その人以上に好きになる』のが一番」
例えば相手がゴルフ好きだったら、本気でゴルフを好きになる。例えば相手がワイン好きだったら、その人よりもワインに詳しくなる。そうやって、相手が好きなものを共有できるようになれば自然と心が近づくということです。これは恋愛に限らず、すべての人間関係に通ずる名言と言えるでしょう。
ですが、ジブン病を患っている人にとって、これはなかなか難しいこと。自分のセンス、自分のこだわり、自分の好きなものがしっかりと固まってしまい柔軟さがなくなってしまうと、相手のフィールドに関心を示す余裕がなくなります。
その結果、せっかく興味を持った相手でも、アイドルのことを話し始めたら「気持ち悪い」と否定し、毎週釣りに出かけていると聞くと「自分とは趣味が合わない」と切り捨ててしまう。
このように自分を磨けば磨くほど、センスを確立すればするほど、相手の好きなものを好きになれなくなってしまうのです。それでは、冒頭に挙げた「人に好かれるための必勝法=その人が好きなものを、その人以上に好きになる」から遠ざかってしまいます。
なにも、地球上すべての人と同じ趣味を共有すべき、というわけではありません。
好きになった人のことはよく知りたいと思うのは自然な心の動き。その時に、高めすぎた「ジブン」が邪魔をしてしまわないよう気をつけましょうということ。話のきっかけのハードルを下げるよう心がけましょうということ。
正直僕自身も、仲よくなりたいと思った人と話していて、読む小説の趣味が違うと一瞬「うっ!」となりますが、なるべくフラットになんにでも興味を持つよう心がけています(そんなことぐらいで、関係を断ってしまってはもったいないのです)。
あなたが強く持っているこだわり。それこそが、人づきあいを難しくしてしまっている原因なのかも知れないのです。
■連載 シティリビング・ウェブ
五百田 達成のジブン病につけるクスリ
http://city.living.jp/tokyo/career/iota-t
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