マジメでがんばり屋の働き女子にとって、「適当に」「肩の力を抜いて」と言われても、どうすればいいかわからない、と思ったことはないですか? 要領よくやっている同僚に、「どうやって手を抜いているの?」なんて面と向かっては聞けないですよね。
でも、大丈夫。「手抜きのコツ」を惜しげもなく公開している女子たちが、広大なるネットの海に生息しているのです。その女子たちの名は「ダラ奥」!
「ダラ奥」とは、2ちゃんねるにおいて発祥した「だらしない奥さん」の略。
どうにもやる気がでないけど、何か家事をしたら一個、書き込む事を励みにする。そんな場所があったらいいな。という趣旨で立てられたスレッドには、全国の「ダラ奥」の方々が、淡々と今日やった家事を書きこんでいます。
「ダラ奥タソ、今日こそ家事しませんか? 30日目」
【ダラ奥】少しでも家事したら報告
など、ゆるーいスレッド名がついていますが、主婦たちのの書き込みを見ると、一日にいくつもの家事をこなしています(教訓その1:やる気がないと本人が思っていても、書き出してみると、客観的にはいろんな仕事しているものです)。
注目は、「ダラ奥が楽な料理を考える」という、簡単レシピを集めた料理についてのスレッド。レシピは基本3行程度。もちろん完成写真なんてありません(笑)
基本「これだけやれば、美味しいものができた」「これ加えると美味しくなるよ」というスタンスで、みなさん、淡々と簡単レシピを書き込んでいます。珍しい食材や調味料は一切使いません! (教訓その2:マニュアル通りにやるのではなく、トライ&エラーの中で、ここだけ押さえればOKっていうポイントを知るのが大切)。
全面的に漂う、仲間に向けた優しさ。数ある2ちゃんねるのスレッドの中でも、これだけ非難中傷が少ないのはなかなか珍しいです(教訓その3:淡々と自分の仕事をして、ときに仲間を励ましたり知恵をシェアしたりするという場では無用な争いが起こらないのかも)。
いかがでしょう?
1. 自分のやったことを書き出して、きちんと認めてあげる・褒めてあげる。
2. 全部やろうとしない。多少の失敗は気にせず、ポイントだけ押さえる。
3. 自分がラクな状態でいると、周りにも優しくなれる。
「ダラ奥」の世界が教えてくれる、肩の力の抜き方。ぜひ参考にしてみてください!
■連載サイト ローリエ(excite)
http://www.excite.co.jp/News/laurier/author/iota/
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