脳をだますには「ウソ」でもいい

 「人の好き・嫌い」は誰でもあること。
 
 ですが「あの人嫌いだなあ」「この人むかつくなあ」とそのたびにウンザリしていると、気持ちも疲れるし仕事もはかどりません。なるべくなら前向きな気持ちで人と接したいものです。
 
 脳の深層部には「扁桃体」という部位があり、ここが人間の感情を司っています。扁桃体の反応には「快」と「不快」しかないと言われていて、「あの人って苦手なんだよな」「部長ってほんとにダメだよなあ」と思い言葉にすることで、扁桃体の「不快」の反応は強まりどんどん気持ちが落ち込んでいきます。
 
 気持ちを高めるためには、「快」の情報を脳に入力してあげる必要があります。そのためには本当のことでなくても構わない=「ウソ」でも同じ効果が得られることが、実験で明らかになっています。
 
 つまり「あの人って苦手なんだよな」ではなく「あの人は変わってるけど面白い」、「部長ってほんとにダメだよなあ」ではなく「部長は実はいい人」など、ウソでも一旦そう思い、なるべく口にすることで脳は「快」になるのです。そうすれば自分も気持ちいいし、相手も気持ちいい。
 
 人づきあいにおいて大事なのは「(お互いが)気持ちよくつきあうこと」であって、「正しく批判すること」ではありません。苦手な人をこきおろしたり、気の合わない人のことをボロクソに言うのは簡単ですが、そのことでいちばんダメージを受けるのは「不快」な反応を喰らうあなた自身なのです。
 
 嫌な会議でも、苦手な取引先でも、ダメな同僚でも「よーし、楽しみだなあ」「さあ、打ち合わせしますか!」とカラ元気を出すことは、誰よりもあなた自身がポジティブな気持ちになるのに効果的。
 
 周囲から「おかしなテンションの人」と思われるリスクはありますが、意識的にどんどん脳をだましていきましょう!

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