産休明けテニスプレイヤー、キム・クライシュテルス(ベルギー)が、
勢いをそのままに、見事全米オープンを優勝してしまいました!
表彰式では、2歳になるお嬢さんが、コート中を駆け回るという、
とてもほほえましい光景が見られました。
彼女がテニスに復帰した理由は、
ヒマだったからだとか、
子供も手を離れたことだし、とか、
もう一度世界ランキング1位になりたいから、ではなく、
「もう一度、ひりひりするようなアツい試合をしたい」(意訳)という、
純粋すぎるぐらい純粋なもの。
普通の仕事にたとえるならば、
もう一度、時間のないギリギリのプレゼンに参加したい、
という感じでしょうか。
復帰に当たっては、フィジカルトレーニングをしっかりこなし、
引退前に比べて、筋肉を30%アップさせて臨んだとのこと。
生半可ではない、ライフワークを愛する気持ちが、
実を結んだ瞬間でした。
「グランドスラムでまたプレーしたいと思って来ただけなのに、現実離れしたことが起きた。数年前にはいなかった夫や娘たちと一緒に喜べる。それが一番」
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