昨日は、
半年間メンターをつとめた、
東京大学「知の創造的摩擦プロジェクト」ワークライフバランスゼミの、
卒業発表でした。
「学生がワークライフバランスについて考える」というと、
社会人の友人からは怪訝そうな表情をされることが多かったです。
「学生が働く前から、ワークライフバランスだと?」みたいな。。。
しかし、さまざまなOB(資生堂副社長 岩田喜美枝氏など)との対話、
ワークライフバランスについての正しい理解などを通じて、
学生達が自分たちなりにワークとライフを消化した成果が感じられる、
素晴らしい発表でした。
そもそも考えてみれば、
学生がいきなり、働くということと向き合うよりも、
ライフ=自分の理想的な生活、夢、目標、生活イメージ≒キャリアイメージ
を考え、数年後の自分、数十年後の自分の夢に思いを馳せ、
そこから、働くということに考えを及ぼすほうが、
よりリアルで、等身大の「働き」感を醸成できるわけです。
そういった入り口のツールとしてもワークライフバランスという考え方は、
有効なのだと、気づかされました。
これは、すでに働いている社会人にも言えることです。
ワークの対義語としての「ライフ」ではなく、
ワークやプライベートを包括した、人生の夢・なしとげたいこととしての「ライフ」をまず考え、
そこにワークをどのように配置するか、
そういった主体的なキャリアプランニングの第一歩を、
すでに恐ろしい程にコミュニケーション・PCスキルの卓越した彼らは、
踏み出しました。
彼らの未来が楽しみでなりません!!
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