最近、
来年から航空会社のパイロット職として働く(内定)学生と
話す機会がありました。
パイロットというと、昔のイメージだと、
目がよくて、全身健康体で、頭もよくて、
というイメージがありますが、
現在はなんと、普通に矯正視力で1.0(だったかな?)あればだいじょうぶだそうです。
航空力学の知識や、操縦技術や、
空へかける熱い情熱も必要ありません(もちろん、それはあったほうがいいでしょうが)。
実際、会社側が、
「操縦できるようには、こちら側で訓練しますから」
と太鼓判を押してくれたとのこと。
学部も、文学部を初めとする文系の学生が多いそうです。
では、なにがポイントか? 何がパイロットの条件か。
それは、意外にも、人柄。
もっと言うならば、
安定した気持ち・感情、
ぱにくったりてんぱったり、キレたりしない人格、おおらかな気持ち、
それが要求されるそうです。
なるほど! と思いました。
これだけいろいろな作業がオートメーション化されていると、
実際、パイロットの仕事ももはや、
レバーを操作するタッチうんぬんよりも、
正確に計器に数字を入力できる冷静さ、
ということを、別の人から聞いたこともあります。
さまざまな場面で、
感情的な安定が求められています。
肉体労働、頭脳労働に加えて、感情労働という言葉もあります。
常に人と接しなくてはならない、高度ストレス社会の中で、
論理的な頭脳や、タフなスタミナもさることながら、
いやなことをやり過ごせるメンタル、
気持ちをなるべく安定させられる肝っ玉、
かんしゃくを爆発させないゆとり力、
そうしたものが、職種・性別を問わず求められていて、
一見、高度な技術職に見えるパイロットにも
それがあてはまるということ。
それはもちろん、
人づきあい、ひいては恋愛においても同様です。
パイロットに求められる条件、
それはすなわち、現代のオトナに求められる基礎的なチカラ。
確かに「そういう人にこそ命を預けたい」と思わされる、
ちょっといい話でした。
※もちろん、これは、すべての航空会社に言えることではありませんし、
彼のバイアス、僕自身のバイアスがかかったものであることを、
悪しからずご了承ください。
というわけで、そう、つまりは、
誰しもが、心をゆるめる必要があるということ。
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