月別アーカイブ: 2010年10月

苦手科目の克服をしない。

恋と仕事のキャリアカフェ」を訪れるみなさんに、

よく伝える言葉のひとつに、

「苦手科目なんて克服しなくてもいい」というものがあります。

まじめに育ってきた私たちは、

ついついオールマイティにすべてをこなそうと思ってしまいます。

それは仕事のスキルだったり、恋愛のスタイルだったり。

「英語ぐらいしゃべれないといけないんじゃないかな」

「数字に強くならないと、先々しんどいかもな」

「背の低い人は無理、とか言ってちゃだめかな」

「3歩下がってついていくの苦手だけど、それだと男の人、引くよね」

・・・

本当に必要のないこと、したくないことは、

結局できませんし、できたとしてもたいしたことはなく、

本職にはかないません。

逆に、本当に必要なこと、したくなったことは、

その時になれば、ものすごい勢いで、習得できますし、

時として、生半可な本職をしのぎます。

得意なこと・好きなこと・自信を持てること、

それだけを丹念に伸ばす仕事のしかた、モテ方もあるはず。

もちろん、

最低限はそこそこできたほうがいいかもしれませんが、

その最低限のレベルを、なるべく低く設定して、

あとは、好きなことだけやるようにすると、

目の前のピンチを乗り切れることがあります。

苦手科目の克服は、

幼いころの受験勉強では必要だったかもしれませんが、

オトナの人生シーンでは、効果が薄いことが多いです。

とくに落ち込んだり、悩んだりしたときには、無理は禁物。

もしやるなら、時間や気持ちに余裕が出てから、

取り組むようにしましょう!
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運命の「ビビビッ」ってあると思う?

恋と仕事のキャリアカフェ」では、
  
「『いいな』って思っても、つい先のことまで考えちゃって動けない」

「『結婚相手としてどうなんだろう?』と考えると、なかなか恋愛ができない」
 
といった、「考えすぎてしまう」「恋に落ちることが難しい」

という悩みを聞くことがよくあります。

→続きを読む。

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白河桃子さん「セレブ妻になれる人、なれない人」。

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白河桃子さんの

セレブ妻になれる人、なれない人」(プレジデント社)

を読み終えました。

白河さんとは、約2年ほどのおつきあい。

「『婚活』時代」「『キャリモテ』の時代」など、

恋と仕事のキャリアカフェ」としても、

とっても参考になる本を書かれています。

そんな白河さんの、最新刊にして話題の書が、

「セレブ妻になれる人、なれない人」。

僕自身、

黒リッチってなんですか?」(集英社)

(白河さんの本の参考文献にもなっていました!)

を書いたときに、

深遠なるお金持ちの世界をかいま見たのですが、

この本では、とくに女性の視点から、

お金持ち(年収1000万円以上)と結婚するとはどういうことか、

について、丁寧に描かれています。

白河さん自身、

「セレブ妻はハイリスクな職業のひとつ」と分析しているように、

その実態・生活ぶりは、極めてハード。

なるほど、「専業主婦という職業の中のトップキャリア」なのだなと、

納得させられます。

誰もが、

億を稼ぐほどの高年収金融マンになれるわけではないし、

誰もが、

トップレベルの野球選手になれるわけではないのと同じように、

「セレブ妻」という職業に求められる、

スキル・資質・ルックス・心構え・運は、

非常にハイレベルで、めまいがするほど。

当然競争も過酷(年収1000万円以上は、未婚男性の0.4%)。

文中で描かれる、

結婚相談所でセレブ夫を求める女性たちが突きつけられる現実は、

ぞっとするほどのリアリティがあります。

以前、

ブレることなく一直線 “したたか恋愛”の達人たちのプロ意識

というコラムを書いたことがありますが、

まさに生半可な覚悟で手を出すと、

怪我をすること間違いなしの至高の世界です。

白河さん自身、

「『こんなに大変なら自分もしっかり働いて、共働きでいい』

と思って欲しくて書いた」

とのことですが、残念ながら世間では、

「『婚活』時代」のときと同様、

違った過熱ぶりで受け止められているようです。

結婚とお金について一度よく考えてみたい人には、

オススメの一冊です!!
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