月別アーカイブ: 2009年5月

「ごめん、いまは仕事のことしか考えられない」:男の28歳、女の25歳。

先日「恋と仕事のキャリアカウンセリング」にいらしたFさんは、

遠距離恋愛中の彼の頭の中が仕事でいっぱいで、結婚の話を出しても「今は仕事を軌道に乗せることしか考えられない」の一点張り、と嘆いていました。

「いまは仕事のことしか考えられない」「いまは仕事に集中したい」「いまは」「いまは」・・・。

30歳前後の男性が、しばしば女性から見限られるきっかけとなるセリフです。

もちろん本音なのだとは思います。が、だからこそ、その破壊力というか、女性を苛立たせる力は絶大なものです。

「なんじゃ、そりゃ。あんたの脳細胞はひとつっきりか」

「じゃあ、いまは勘弁してやる。けど、いつになったらめどが立つんだ」

「スケジュールイメージを見せて欲しいんですけど」

とまあ、ここまで言う女性は少ないかもしれませんが、こうして「こりゃ話にならない」と男のもとを去っていく女性は数多くいます。

一般に男性はだいたい28歳から32歳ぐらいのタイミングで、仕事も脂にのり、恋愛も経験し、余裕と責任感のちょうどいいバランスが雰囲気にも現れ、急激にモテるようになります。

同様に女性は25歳~27歳をどう過ごすかが、ハッピーな30代を迎えられるかどうかのキーとなるように感じています。

ですから、たとえば28歳の男性と25歳の女性のカップルの場合、ほぼ同時に人生の転機を迎えるわけで、

お互いの仕事状況、新しい相手と出会う可能性などを加味すると、

勢いよく結婚するにしても、しないにしても、そこには危険やトラブルの芽が多くなり、きなくさい匂いがただよいます。

最近「恋と仕事のキャリアカフェ」には、20代前半の方も多くいらっしゃいます。

早くからきっちりとライフプランを立てる女性にくらべて、男性はいつまでものんびりする。この差は永遠に埋まらないのでしょうか。
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結婚式シーズンに思うこと。

結婚式シーズンを迎え、ウェスティンホテル・東京のある恵比寿の街は、毎週末、着飾った妙齢の女性たちで華やかに彩られます。僕自身も、先日、土・日と連続で友人の結婚式があり、さすがにくたびれました。→続きはコチラから
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松本人志の結婚が提示した、「45歳」という新適齢期。

今日、日本の恋愛・結婚界に「45歳」という新たな基準が提示されました。

松本人志が45歳で結婚。相手は26歳。直接のきっかけは妊娠。

これ以上ないぐらいに、とても現代的で都市的な結婚のように感じます。

30代の独身男性たちとってみれば、免罪符というか、その年齢までは焦らなくてもいいかなというか、そういうベンチマークが示されたわけで、

今後居酒屋などで「結婚?まあ、45ぐらいには、ね?」とうそぶく男性が急増するが予想されます。

「男性の結婚は女性に比べてリミットがない(出産が関係しない)」とは、よく指摘されることですが、

それが50歳でも60歳でもいいかというとそうでもなく、結婚をぼんやりと意識している男性であれば、そこまでの覚悟はないのが普通で、

「だいたい40歳前後?」という数字がきりもいいしなんとなく意識の中に存在していたわけです。

ちなみに、2006年にヒットしたドラマ「結婚できない男」の主人公も40歳でした。

ところが今回、”あの”松本人志とはいえ、45歳でも結婚できることが示され、またさらに年齢制限が緩められることとなりました。

相手の26歳という年齢も、若干若すぎる印象はあるものの、男性たちが夢想する範囲としては現実的で、

これが24歳だと少し特別な感じがしますし、逆にもっと年齢が近いと別の納得感が出てくるはずです。

総じて、この結婚は、世の男性が結婚に踏み切らない流れを、

「あの松本人志もついに。うわあ、じゃ、おれもそろそろ」とそわそわさせる方向ではなく、

「うん、そうだよね、45までには、うん。相手、26? 若いなあ。でもまあ、それぐらいもいいね。できちゃった婚? アリだよねぇ」とさらにのんきになる方向へ、大きくシフトさせたことでしょう。

現代の都市部の結婚年齢を数歳は引き上げたかも知れない、とても大きな意味を持つ出来事だったと言えます。
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