月別アーカイブ: 2009年3月

他力本願、上等。

若い頃、小さい頃、幼い頃。自分の力を信じがちでした。

努力すればかなう。力をつければ目的は達成される。がんばれば。がんばれば。

最近思うのは、「自分の力なんてたいしたことない」ということです。

もう少し言うならば、「自分の頭だけで考えたものにはろくなものがない」ということです。

一日うんうん唸ってどうにかこうにかひねり出したものよりも、

信頼できる友人に時間をもらって、お茶を飲みながら、げらげらと笑いながら1時間で考えたもののほうが、

より素敵で、よりいいアイディアであることが多いのです。

ポイントは、信頼できる人にどれだけ「ちょっと知恵貸してよ」と言えるか、その間柄、その深さ。

それこそが、力であり、魅力であり、才能であり、スキルであり、「他力」なのだと思います、最近。
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残業と年休と風邪予防(うがい)。

今日は、東京大学知の創造的摩擦プロジェクトの勉強会でした。

テーマは、残業と年休。

企業の人事担当の方をお招きし、それぞれの定義と、残業の多い社員や年休の取得が足りていない社員に対して、どのような策が適当かということを、企業人事の目線で考えるケーススタディなどを行いました。

年休取得促進と残業軽減。どっちが会社にとって重要か、みなさん、わかりますか?

残業は厳しく世間からもチェックされ、会社が強いているということになりがちです。

逆に年休は、社員の権利であり、「取りたくないから取ってないんだよ」と言われてしまえばそれまで(?)です。

ですので、企業は残業軽減のほうに力を入れる傾向があるようです。

僕自身、会社員時代、それほど気にして考えることのなかった、両者の仕組みと定義と位置づけについて学ぶことが出来、有意義な時間でした。

個人的には、自分のペースで仕事を進めることが比較的容易な職場に恵まれてきたので、それほど強くは意識はしてませんでした(残業は多いときは多いし、年休はフルに消化していた記憶があります)。

現在は独立してしまったので、両方とも関係なく、休んでもその分給料の支払われる夢のようなシステムがなくなってしまった今、せっせ、せっせと、風邪の予防に努める毎日です。
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失敗→失敗→失敗・・・→成功。

 以前読んだ本の一節に、こんな趣旨のことが書かかれていました。

 「人は、失敗の反対、逆の結果として成功があるという風に思いがちだけど、そうではなくて、失敗→失敗→失敗・・・・失敗→成功なのだ」と。

 もちろん、失敗をすると恥ずかしいですし後悔もします。「ああしておけば成功できたんじゃないか」「こんなことなら行動しなければよかった」などとくよくよ考えてしまいます。

 が、失敗をある程度重ねないと成功しないのだと割り切れば、「はぁ、いやになっちゃうけど、成功のためだからしかたないなあ」あるいは「はい、これでまた一歩成功に近づけました!」と思えるかもしれません(ま、なかなかそうは簡単には割り切れないのが、悩ましいところですが・・・)。

 僕自身、その本に書かれていた、

 「×  失敗←→成功
  ○  失敗→失敗→失敗→・・・・→成功」

 という図を、時折思い出しては、つい折れそうになる「挑戦したい」という心を励ましています。

 昨日、友人と話していると、一人暮らしを始めるべく家を探しているとのこと。

 物件選びは、一大事だし、お金もかかるし、毎日の生活のことだし、できればほんとうに失敗したくないことの一つです。ですが、こればっかりはまさに「一度住んでみないとわからない」「失敗しないとわからない」ことの最たるものかもしれません。
 
 転職、開業、留学・・・。失敗したくないという思いから、それよりはこのままでいいや、と諦めてしまうのではなく、せっかく自分が明るい気持ちで思い立った人生の選択・トライにむけて、一歩を踏み出すための手助け。そんなようなことも、「恋と仕事のキャリアカフェ」では行っています。

「恋と仕事のキャリアカフェ」by 恵比寿キャリア研究所
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