カテゴリー別アーカイブ: コミュニケーションコラム

「売れている」ということは「売れている」ということしか意味しない。

昨日、デジタルカメラを購入しました。

某家電量販店では、

あるメーカーのカメラを強力に勧めていました。

いわく「キャンペーン中」とのこと。

他のカメラに興味を示しても、

なにかというと、そこのメーカーのカメラに話を戻してくる。

「安くなっている」

「いまなら~~がついてくる」

「あれを買うなら、これのほうがいい」

きわめつけは、

「いま、一番売れている」

と。

これはもう、なにか明確な意志がなければ、

これを買ってしまうだろうなというぐらい、

パワフルかつ、巧みな販売姿勢でした。

ところが、

僕自身は、カメラに詳しい友人から、

「そこのカメラだけは、買っちゃダメです」

「近年稀に見るひどさです」とまで、

これまた強く”逆オススメ”されていたので、

予定通り、別のメーカーのものを買って帰りました。

「売れている」ということから、

人はいろんなことを考えます。

いいものに違いない、

安心だ、正解だ、

みんな支持しているに違いない、と。

ところが、

売れている、ということからは、

売れているのだ、というjust事実しか分かりません。

その理由は、

販売であったり、広告であったり、

安さであったり、勢いであったり、

たまたまメディアでとりあげられたから、であったり。

まちがっても、

売れている→いいもの

という図式などなりたたないのだと。

そのことを、

改めて肝に銘じたくなるほどの、

また、メーカーと販売店の間で、

どのような契約・条件が取り交わされているのだろうと、

おそろしくなるほどの、

売り場風景でした。
!

開ける音がおいしそうな缶ビール。

一昨日、昨日と、

山形県・米沢市に行ってきました。

おいしい牛肉って、

ほんとにおいしいんだな、

ということを知りました。

さて。

帰りの新幹線は、

ちょうど夕方で、出張帰りの乗客も多く、

出発と同時に、各所から、

「カシュッ」「カキョッ」「ベクッ」と、

缶ビールを開ける、幸せな音が響き渡りました。

まるで、ことさらに、「さあ、仕事は終わりだ!」と、

言わんばかりに。

プルトップ(開ける口)の幅と形は、

メーカーによって異なり、

「きれいな泡が出る注ぎ口」などと、

こだわりを見せるブランドもあります。

「おいしそうな、開ける音」

「さあ、これから飲むぞという気持ちを掻き立てる、開ける音」

なんていうのも、流行ったりして、と思わされる、

居酒屋「つばさ」の風景でした。
!

海の近くで働くということ。

今日は、

マーケティングの仕事で、

お台場にある企業に行ってきました。

ひさしぶりにあの辺に行ったのですが、

東京テレポート駅を下りてびっくり。

開けた視界、

贅沢な土地の使い方、

海のようにだだっ広い駐車場。

改めて、「ここって、ほんとに東京?」と思わされました。

恵比寿や新宿や新橋とは、

同じオフィス街といえどもまったく違う顔つきで、

海沿いの企業に勤めるということは、

毎朝この光景を目にするのだなと思うと、

臨海勤めの人と、

街中勤めの人とでは、

その心象風景もずいぶん変わってくるだろうなと、

改めて思わされました。

郊外のような都心。

田舎のような観光スポット・お台場の、

別の側面(というか、昼の側面というか)を見た思いでした。

$恋と仕事のキャリアカフェ日誌

!