カテゴリー別アーカイブ: 「なるほど人づきあい術」

部下を食事に誘うときのコツ

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 知り合いの弁護士さんから聞いた話です。
 
 彼の所内のスタッフは女性ばかり。懇親目的でよくスタッフたちを食事に誘うのですが、その時にあるひとつのルールを徹底しているのだとか。
 
 まずひとりに声をかけ、その際に必ず「もうひとり気の合う人を、一緒に誘っておいてくれるかな。誰でもいいよ」と付け加えます。そうすることで、最初のひとりさえ重複しないように気をつければ、スタッフ全員をまんべんなく誘えるというわけ。
 
 万が一、ある特定の女性があまり誘われないことがあったとしても、彼自身が選んでいるわけではないので、最悪、言い訳ができます。
 
 この「えこひいき感を払拭する」というのは、とかく横の意識が強い女性たちを相手にするときには、とても大事なポイントになります(「縦の男性、横の女性」という言葉もあるぐらい)。
 
 もちろんこれは対女性社員だけでなく、部署内に「公正さ」「均等さ」をアピールしたいときには使えるテクニックです。
 
 また、この手法は「1対1を避けられる」という面も見逃せません。
 
 大人数の宴会ではあまり話せないし、感謝・慰労の気持ちを伝えにくい。かといって、ふたりっきりだと、なにかと差し障りがある。セクハラの可能性を徹底的に回避したい弁護士さんならではの配慮と言えるでしょう。
 
 この点も、女性社員以外に応用可能。「上司とサシで飲みに行く」となると身構えてしまう若手社員も少なくありません。あくまで「君と話したいのだ」という明確な意志を示しつつも、ほかの人を交えることで緊張がゆるみます。彼が誰を誘うのかで、部署内の人間関係も見えてくるはず。
 
 「もう一人誰か誘っておいて」作戦、ぜひ試してみてください!

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「対等」という気配り

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 映画監督の故・大島渚さんは、あるとき「映画監督になりたいんです」と話しかけてきた若者に、こう言ったそうです。「じゃあ、今日からライバルですね」 実に気のきいた受け答えです。
 
 「●●さんみたい(職業)になりたいです」と言われたとき、みなさんならどうしますか? 「簡単になれるもんじゃないよ」と偉ぶるのも居心地が悪いし、「たいしたことないよ」とへりくだるのもおかしい。「がんばって」と励ますのは普通すぎるし、「どうしてなりたいの?」と問い詰めたいわけでもない。
 
 そんなときに、「じゃあ、今日からライバルですね」あるいは「一緒にがんばりましょう!」などと返して、お互いが対等な立場であることを強調するのは得策。話しかけたほうとしても、認められた気持ちになってうれしいはずです。そして、「ライバルですね」のように敬語を崩さないのも、凛としていて好感が持てます。
 
 「上から目線」という言葉が流行っているように、多くの人が「立場の上下」に敏感になっています。周囲からひとかどの人間と思われたいプライド。「そういことにこだわっているうちは、自信がない証しだ」とかたづけてしまうのは簡単ですが、実際そうもいかない時も多いでしょう。
 
 「年下だからといっていきなりタメ口で話しかけない」「親しくなるまでは、『さん』づけで話す」などは、大人としての礼儀です。
 
 とくに男性は、初対面の人と話しているとつい我慢できずに年齢を尋ねる傾向があります。これは長らく染みついてきた「先輩・後輩」という立場ででしか話せないから。
 
 社内ならいざ知らず、仕事の利害が関係しない場(サークルや地域の集まり)では、先輩・後輩の関係に逃げ込みたくなる気持ちをぐっとこらえて、礼節を持って接するようにしましょう。自分が年長者であればあるほど、かえって「威厳のある人だ」という評判を得ることができます。
 
 「生意気」とか「なめられたくない」とか思ったときには、ぐっとこらえて、故・大島監督の受け答えを思い出しましょう!

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「受け身」時代だからこそ積極性が大事

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 現代のコミュニケーションの特徴に「受け身」が挙げられます。
 
 自分から積極的に取りに行かなくても、どんどん降り注いでくる情報。ツイッターやフェイスブックなど、流れてくるものをだらだらと見ているだけで情報通になった気がする、そういう傾向が強くなっています。
 
 IT会社を経営している友人は「人はそろそろ、検索すらめんどくさくなっている」と言います。検索窓にキーワードを打ち込んで、知りたい情報を得るのはもはやハードルの高い行為。なるべくなら、つけっぱなしのテレビのようにインターネットを使いたい、と願っています。
 
 そうしたトレンドが巷の人づきあいにも反映されていて、その最たる例が「誘い」。遊びにしろ、飲み会にしろ、多くの人が「誘われる」のを待っています。行くかどうかは別としてとりあえずイベントの情報は欲しい。それも自動的に流れてきてほしい。一方で、自分から「こういう機会ってない?」と問い合わせたり、「こういう会を開こうよ」と発起したりすることはまれ。それが時代の風潮となっています。
 
 そんな時代だからこそ、自ら企画し声をかけることが大事になっているわけですが、それでもなお「そんなのめんどくさい」という人は、リアクションだけでも気をつけてみましょう。
 
 以前、ある中堅社員が飲み会に参加した若手社員に対して怒っていました。なぜなら翌日のお礼のメールの最後が「また誘ってください」と締めくくられていたから。そこは「今度は僕が企画しますね」だろう、と。
 
 デートの約束でも、合コンでも、会社の飲み会でも、言葉づかいだけでいいので「受け身=Please」ではなく「一緒に=Let’s」を心がけてみましょう。行くにしても断るにしても、「また誘ってください」ではなく「また行きましょう」「こちらからも誘いますね」と返事すること。そうするだけで「受け身ではない気持ち」が伝わり、結果として、また誘われる可能性が増えるのです。

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※昨日のヤフーニュースにて、コラムを執筆。
大反響となりました!!

「篠田麻里子の卒業で困る人たち」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iotatatsunari/20130611-00025573/
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